様々なシーンで活用されているAIですが、育児分野にも活用され始めています。今回登場したのは、人口知能(AI)を搭載した赤ちゃんロボット(AIベビー)だそうです!
このAIベビーは、赤ちゃんが望む要望に正しく応じられないと泣き続ける仕組み。
赤ちゃんがどうされると泣きやまないのか、人形で体験できるのです。
毎日新聞での記事にて読んだ「大阪市東淀川区の育児体験講座」の記事にてAIベビーのことを知りました。AIベビーのことについて調べてみました。
AI赤ちゃんは米教材メーカーが製造する「リアルケアベビー3」
AIを搭載した赤ちゃんは、アメリカの教材メーカー「リアリティワークス」が製造した「リアルケアベビー3」というもの。(3ということは、初号機、2号機があったということですね)
本来は小児医療用患者シミュレーターだそうです。
日本では、健康医療機器を取り扱う日本ライトサービス(東京都)という会社が販売をしているそうです。
重さは7 lbs(7ポンド)=3.17515キロ。
身長は21インチ =53.34センチ
と実際の赤ちゃんに近いリアルな抱き心地です!


製造元の「リアリティワークス」のサイトを翻訳すると、「リアルベビー3」は、乳幼児シミュレーターとして製造され、育児教育、子育て、乳幼児の健康レッスン、性教育などに活用できる、とのこと。
赤ちゃんは授乳、げっぷ、振り戻し、着替えが必要かどうかを判断し、赤ちゃんを正しく扱い、ケアを求める赤ちゃんの泣き声に応えるシミュレーションが可能。
リアルケアベビー®3(旧名称:ベビーシンクイットオーバー®、BTIO®)は、世界で最も先進的な乳幼児シミュレーターです。
世界中の教育関係者が、このユニークな学習教材を使って、幼児教育、子育て、乳幼児の健康レッスン、性教育などを教えています。このスマートベビーは、ワイヤレスプログラミングにより、保育者の行動を追跡し報告することで、意味と責任を持たせることができます。
記録される行動には、ケアイベント、誤操作、チャイルドシートの使用時間、衣服の交換などが含まれます。
ベビーには4つのカリキュラムとアクティビティが含まれており、指導者は適切でキャリアに直結した学習体験を作ることができます。
リアルケアベビー® 3 幼児シミュレーター 包括的なカリキュラム 2ピース・コスチューム スリーパー インファントボディスーツ 色分けされたオムツ2枚 ボトル リストバンド5本付きID シングル充電器または5ベビー充電器 2年または5年の限定保証 オプションのアクセサリー・パッケージにはチャイルドシート/キャリア(検知キット付き)、ブランケット、おむつ用バッグ
シミュレーションを体験することで、ユーザーは – 赤ちゃんに授乳、げっぷ、揺り戻し、着替えが必要かどうかを判断 – 天候や気温に合わせた適切な服装をさせる – 赤ちゃんを正しく扱い、ケアを求める赤ちゃんの泣き声に応える。
赤ちゃんのソフトウェアには以下の機能があります。
ケアイベント、虐待、周囲の温度、チャイルドシートに座った時間、衣服の交換などを記録する – 実際の乳児をベースにしたスケジュールでシミュレーションをカスタマイズ – 最大100人の赤ちゃんを、7日前までにプログラムすることができます。
詳細な評価レポートの受信と印刷 – 赤ちゃんのバッテリーの状態を確認する クラスでのトレーニング、デモンストレーション、リモートラーニングに最適です。
製品重量: 7 lbs. 製品の長さ:21インチ—
https://www.medicalexpo.com/ja/prod/realityworks/product-112213-739067.html
需要としては、看護系の学校などの教育現場で活用されていますが、昨今では自治体が市民向けの育児体験のために購入する例もあるという。
AIベビーが泣くのはどんなとき?
AIベビーが泣くのは、抱っこ・おむつ交換、ミルクが欲しい、げっぷを求めるとき。
ランダムに泣き出す設定ができ、上手にあやせば泣き止むそう。
また、搭載されているチップを介してパソコンとのデータ管理ができるので、天候や気温にあった服装をさせているのか、というような記録もつけられるのだとか。
いくら人形だとはいえ、首は座っていないので、扱いも慎重にしないといけません。
ちなみに、AIベビーが泣き始めて、ミルクを求めていたとして、哺乳瓶を口に当てて満足すると、笑声を上げることもあるのだとか!リアルー!
なぜ泣いているのかのパターンを身をもって体験できる
実際の赤ちゃんが泣き始めたときに、どうしていいのか分からずお父さんなら特に「ママに世話を任せる!」となってしまうパターンがある。
でも、AIベビーで事前に体験しておくと、なぜ赤ちゃんが泣いているのか?考えて対応する練習ができるので、実際の育児中でも焦らず対応ができそうです。
対応の答えが「抱っこして欲しい」であっても、しっかり首を支えた状態で抱っこしないと泣き続けたり・・ということもあるので、このAIベビー、プレママやプレパパの練習にはピッタリですね。
本来は医療用のものなので、一般には流通していない商品ですが、育児子育て体験だけではなく、小・中・高校・大学などでの教育にもぜひ取り入れて欲しいと思います。
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