ブログ構築CMSのワードプレスには「プラグイン」という機能拡張の仕組みがあります。
昨今ではAIについての機能も現行プラグインや新プラグインなど、続々と登場しております。
以前も何記事かワードプレスのプラグインについて触れてきました。
前回の記事ではAPI機能を実際に使うことを目的として、ブロックエディタ支援の「Otter」についていたChatGPTを使った記事作成を試しました。
しかし、英語で生成結果が出てしまうということで、わたくし的には失敗に終わりました・・
しかし、ChatGPT関係のプラグインは他にもあります。
色々と試しつつ、自分に合ったプラグインを見つけていこうと思います。
まず、今回、見つけたいのは「ChatGPTのAPIを使ってブログ記事入力を日本語で助けてくれるプラグイン」です。
ワードプレスでChatGPT関係のプラグインを探す方法
ワードプレスを使っている方にはおなじみかと思いますが、今回の探し方は以下の通りです。
- STEP01ダッシュボードのサイドメニューの「プラグイン」→「新規プラグインを追加」と進む
- STEP02検索ボックスに「ChatGPT」と検索する
色々なキーワードがあると思いますが、今回は「ChatGPT」で検索してみました!
- STEP03検索結果からインストールしたいプラグインを探していく
プラグイン同士の干渉の可能性がもありますので、「詳細情報」などを見て、どんなことができるのかを確認してから「今すぐインストール」ボタンを押しましょう。その後「有効化」しないと稼働しませんが、不要なプラグインをむやみにインストールしないことをおすすめします。
また、最終更新日が最近であること、口コミの星の数も参考にしましょう。
※ただし、AIを使ったプラグイン自体は新しいものが多いので、全体的に口コミ数やインストール数は他のプラグインに比べて少なめな場合が多いです。
- STEP04インストール後「有効化」ボタンを押す
PostXの追加機能「ChatGPT」
以前から使っていた「PostX」というプラグインにも「ChatGPT」機能があったのでまずは使ってみます。PostXは投稿記事をまとめたり、並べたりするのに便利なプラグインで、元々AIを主にするプラグインではありません。ただ、機能の拡張により、「PostX」を有効化すると「ChatGPT」を使ったコンテンツ造りができるようです。

https://ja.wordpress.org/plugins/ultimate-post
PostXの有効化と機能の追加
PostXプラグインをインストールして「有効化」します。
すると、ダッシュボードのメニューにサブメニューの「PostX」ができますので、「Getting Started」へ進みます。

PostXの管理画面では、PostXで使う追加の機能を選択できます。「ChatGPT」の箇所のスライドバーをONにして、「使用」にし、歯車マークをクリックしましょう。

するとOpenAIのAPIキーや使用モデルなどを選択する画面が現れますので、入力をして「Save Setting」ボタンを押します。

編集画面にChatGPTのボタンが表示される
PostXをインストールして、有効化すると、ワードプレスの入力画面のボックス上や、画面上のトップバーに「ChatGPT」アイコンのボタンが表示されるようになります。


質問や文章を選択してアイコンマークをクリックする
どうやら、「質問をして文章を作ってもらう」のは、ヘッダーバーに表示されているChatGPTのアイコンから、本文に入力済みの文章をリライトしたり、トーンを変えたりと「再編成」する場合は、入力ボックスに表示されるサブメニューからした方が良さそうです。
ChatGPTを使って本文を書いてもらう

画面上部の「ChatGPT」アイコンをクリックします。

「Ask Anything」のフォーム欄に質問をしてみましょう。
下の方に希望のトーンなどを選択できます。言語も選択できますが、「日本語」に選択したら動きませんでした^^;

言語を選択せずに、再度チャレンジすると、少し時間がかかりましたが、回答がボックスに表示されました。日本語での質問は日本語で答えてくれるようです。
ここから、さらにフォームの下に表示されているボタンにより、要約などができます。
問題なければ「Import」ボタンを押すと、本文に追加されました!
質問と生成された回答は以下の通りです。
OpenAI公式のプラグインはワードプレスに存在しますか?
現在、OpenAIが直接開発した公式のワードプレスプラグインは存在していません。ただし、OpenAIのAPIを利用して開発されたプラグインが存在する場合があります。 その一方で、OpenAIのGPT-3やその他のサービスをワードプレス上で利用したい場合、自身でカスタムプラグインを開発し、OpenAIのAPIを呼び出すことで、ブログ記事の自動作成や内容の自動翻訳といったことを実現することも可能です。ただし、これにはプログラミング知識やOpenAIのAPIの理解が必要となります。
この回答で546トークンを消費しました。GPT-4 を使用したので、料金は$0.03(4円)
書いた本文をリライトしたり加工してもらう
回答してもらうのではなく、「加工」してもらうならば、本文中の段落ボックス上に表示されるアイコンマークが有効です。

上のマークをクリックするとポップアップが表示され、リライトするとか要約する、などのボタンが表示されます。
通常は英語表記ですが、下に日本語訳した画面を出しておきましたので、各ボタンがどういった意味なのか大体わかるかと思います。
先ほど、一度生成したときに表示された画面と同じですが、ご自分で書いた文章をリライトしたりもできます。


今回は「文章を長く」してもらうことにしました。
文章を長くしてもらった生成結果
こちらがもともとの文章です(生成したのもChatGPT)です。

こちらが長く加工してもらった文章↓
現在、OpenAIが直接開発した公式のワードプレスプラグインは存在していません。これは、OpenAIが提供するAPIやサービスを直接WordPressに統合するための公式ツールは提供されていないということを意味します。われわれが確認した限りでは、OpenAI自身が作成し、WordPressに統合できるように設計されたプラグインはまだ存在していません。
ただし、OpenAIのAPIを利用して開発されたプラグインが存在する場合があります。これは、OpenAIのテクノロジーをサードパーティ開発者が利用して、WordPressプラグインを開発、公開している可能性が存在するということを示しています。これらのプラグインは、OpenAIの公式プラグインではないため、品質や信頼性については各自で確認する必要があります。
その一方で、OpenAIのGPT-3やその他のサービスをワードプレス上で利用したい場合、自身でカスタムプラグインを開発し、OpenAIのAPIを呼び出すことで、ブログ記事の自動作成や内容の自動翻訳といったことを実現することも可能です。これは、OpenAIのAPIが非常に汎用性があるため、各自のニーズに合わせてカスタムプラグインを開発することが可能であることを意味します。
ただし、これにはプログラミング知識やOpenAIのAPIの理解が必要となります。OpenAIのAPIを呼び出すためには、APIの仕様や使用方法を理解するための技術的な知識が必要となります。特に、自分でプラグインを開発する場合、Pythonなどのプログラミング言語の知識が必須です。また、安全なAPIの呼び出し方やエラーハンドリングなど、APIを適切に利用するための技術的理解も必要です。
これで消費したトークンは824トークン。GPT-4 を使用し、料金は$0.04(6円)
文章の生成プラス長くリライトで消費したトークンは?
前回、海外製のプラグインを使って日本語での質問を英語で回答されましたが、今回使ったPostXは、ちゃんと日本語で返してくれました。
ワードプレスの画面から直接作業ができるのは、やはり効率的ですね。
それで、今回の消費トークンですが、
- 質問からの回答に546トークン 料金は$0.03(4円)
- 回答結果をさらに長く加工してもらって824トークン 料金は$0.04(6円)
1センテンス分の文章で大体$0.07(10円)ほどでした。
通常、記事は4センテンスくらいは欲しいところなので、1記事40円くらいの見積もりでしょうか。
これを、定額のPlusを駆使してやるのか、API経由でやるのか・・は悩ましいところですが、どちらにしてもAPI経由であってもそれほど高くない、というのが実感としてあります。
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