最近、どんどん新しいAIチャットツールが登場しています。
その中で「高度な文章を生成してくれる」「ビジネスシーンに使いやすい!」と評判なのが「Claude(クロード)」です。一体、ChatGPTやGeminiとどこが異なり、どう使い分けていけばいいのでしょうか?
Claude(クロード)とは?
Claudeの読み方
「クロード」と読みます。単語に英単語としての意味はなく、オリジナルの単語になります。
米国「Anthropic社」(アンソロピック社)が開発しているAIチャットツールです。
実はAnthropic社はChatGPTで知られるOpenAIの元幹部らが2021年に独立・設立した会社です。
設立してたった数年ですが、AI業界では強い注目を集めており、その話題は日本にもしっかり届いています。
Claude(クロード)の特徴
ふたを開けてみればOpenAIから独立した会社ですが、どういった点が異なるのでしょうか?
ClaudeとChatGPTの違い
OpenAiはMicrosoft社から、ClaudeはAmazonから多額の出資を受けています。Amazonの他にもGoogleやZoomとも提携しているそうで、今後AI界では存在感を増すのではないかと思われます。
Claude(クロード)の特徴
Claudeは、2024年の春の段階でChatGPTの最高位のバージョンであるGPT-4を「Claude3 Opus」が超えた、ということで一躍有名になりました。
Claudeは他のAIと比べて、より「人間に近い」のが特徴と言われています。
人間らしい自然な文章を生成でき、読み込む文章の理解度が高く、生成能力が高い、とされています。
今までも他のAIでも、文章生成は可能でしたが、生成後にリライトをしたり、追記したり多少の手直しは必要でしたが、Claudeの文章はとても自然なため、そのままメディアやSNSに使えるクオリティだそうです。
また、読み込める文章量が多いため、長い文章や情報量が多いレポートなども読み取りができます。
小説やレポート、論文など長い文章が必要な際もエラーにならず、PDDファイルであっても問題なく扱えるとのこと。
Claude(クロード)・ChatGPT・Geminiの違い
Claude、ChatGPT、Geminiはいづれも基本的には無料で使用できます。
ただし、より高度に使える有料のプランも用意されています。
Claude3 | $20/月 |
ChatGPT-4(ChatGPT Plus) | $20/月 |
Gemini Advanced | 2,900円/月 |
Claude3とGPTplusはドルなので、レートによって変動しますが大体月3,000円程度ですから、3つのAIチャットツールの料金にそれほど大差はありません。(ただし、Geminiは無料トライアル期間が設けられている)
そのほか、現段階で、ですが、読み込める文字数はCPT-4の約6倍、処理速度もかなり高速、無料版であっても画像の読み込みができる、など、他のAIよりも優れている点が多々あります。
ただ、できないこともあります。
URLを指定して要約を頼むなど、URLの読み取りには無料も有料版でも対応していませんし、画像生成にも対応していません。
それらを使うには、URL指定や画像の生成には「ChatGPT-4」や「Gemini」を使うなど、使い分けを行いましょう。
Claud(クロード)の使い方
Claude(クロード)へのアクセスはこちらです
サイトは英語表記です。

Claude(クロード)の登録方法
- STEP1Claud(クロード)のサイトにアクセス
- STEP2画面に表示されるフォームにメールアドレスを入力して、「Continue with email」を押すか、Googleアカウントでログインをする
今回はGoogoleアカウントにしてみます!
- STEP3最初にアカウントを作成します
Googleアカウントで紐づけたせいか、電話番号と年齢のチェックが表示されました。
国を日本、番号に携帯電話番号を入力し、18歳以上のアナウンスにチェックを入れて「Send Verification Code」のボタンを押します。
- STEP4携帯電話のSMSに認証コードが送られてくるので、番号を入力する。
- STEP5チャット画面が表示される
認証コードを無事入力したら、チャット画面が表示されます。
最初に名前の入力を求められました。
後でこの内容は変更できるようですので、「私の名前は〇〇です。〇〇と呼んでね」といった具合に入力していきます。
最後に「Send」ボタンをクリック。
- STEP6最初に注意書きが出るので、承認をする。
このような画面が出ました。
どうやら、危害を加えるような目的でクロードを使わないでね、自動不正行為検出によって会話を参考にし、安全システムの改善に使用するよ、ということのようです。
日本語訳は以下の通り。問題なければ、オレンジのボタンを押しましょう。
- STEP7もう一度、留意点が表示されます。
要は完璧ではないから、間違ったコンテンツを作ることもあるよ、法的、経済的、医学的なアドバイスは鵜呑みにしないでね、ということらしいです。
問題なければ「Sounds Good,Let’s Begin」ボタンを押しましょう。
- STEP8ようやくチャット画面が表示されました。
ログイン後、テキストボックスやプロンプトを入力していきます。
Claud(クロード)の無料版と有料版の違い
Claud(クロード)のチャット画面に「Unlock more with Claude Pro」というリンクがありますが、これはClaudeの有料版へのリンクになります。
アップグレードには月額20ドルかかります。現在のレートですと、大体3,000円前後になります。
Claudeには3つのモデルがあり、無料版はその中の一つのみ。有料版は3つ切り替えて使うことができます。
モデルの名前 | 特徴 |
Opus | 3つのモデルの最高位版。 複雑な数学・コーディング、分析などができる |
Sonnet | 無料版はこのモデルのみ。 有料版では、無料版よりも高速にデータの読み取りが可能。 |
Haiku | 速さ重視。応答スピードが速い。 |
これらの3つのモデルは、早く回答が欲しい場合はHaikuに、複雑な計算が必要な場合はOpusに、というように使い分けて、より最適なモデルに回答してもらうとよいでしょう。
どのモベルも処理できる情報量は20万トークンで同じ。読み込みで必要な場合は100万トークンまで可能。
Claudeの特徴はずばり
Claudeは他のAIチャットと比較すると、「比較的文章を扱う場合に向いている」といえます。
- 論文の作成
- 資料の作成
- メール
- チャット文
など、日ごろの文章作成で頼れるAIです。
ただし、AIの機能や技術は日々変化がありますから、今後のニュースにも注目ください。
当サイトでも実際に使ってみての感想やClaude関係の記事を今後も公開していきます。
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