【実録レポ】ChatGPTのAPIの申し込み手順を図解で解説!プラットフォームのアカウント開設から請求情報の設定、使用上限金額の設定まで

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AI使い方

ChatGPTのAPIとは何?

ChatGPTのAPIとは、ソフトウェアやウェブサービスをつないで外部のサービスで「ChatGPT」を実行させるようにすることです。

例えば、私はよくワードプレスを使いますが、ワードプレスのプラグインとChatGPTのAPIをつなげて、ワードプレスの画面上で文章を書いてもらったり、翻訳してもらったりできます。

従って、APIに申し込んだとしても、専用のウェブ画面があるわけではなく、実際には「APIキー」が発行されることが目的で、発行されたAPIキーを使いたい外部プラグインやサービスに登録をする、という手筈が必要になります。

ただし、有料版の「ChatGPT Plus」とは違って定額制ではなく、トークンと言われる量課金制です。

文字数で課金されるため、定額制のPlusよりもハードルは高め。
しかし、トークンの単価はそれほど高くありませんので、一人で使う分にはそれほど心配はいらないのではないかと思います。

ChatGPTのAPIを申し込む

APIは「ChatGPT」とは別のサイトになり、Plusの料金とも別に扱われます

OpenAIプラットフォーム

https://openai.com/product

実際に申し込みをして画面の推移と一緒に解説します。

ChatGPT API申し込みとAPI Key取得手順
  • STEP1
    ChatGPT API専用のサイトにアクセスする

    本来のChatGPTとは別のサイトになりますので、注意が必要です。
    https://openai.com/product

  • STEP2
    「Get started」ボタンをクリックします。

    画面中の「Get started」ボタンをクリックします。

    OpenAIプラットフォーム画面
  • STEP3
    アカウントを作り、ログインをします

    「Create your account」画面が出ますが、これはあくまで「OpenAI Platform」用のアカウントです。グーグルアカウントやマイクロソフトアカウント、アップルアカウントでもログインが可能です。

    アカウントを作る

    今回は、「ChatGPT」と同じグーグルアカウントで続けてみようと思います。

    OpenAIプラットフォーム画面

    ログインが成功すると、このような画面が出ました。
    すべて英語表記でした。

  • STEP4
    アカウントメニューにマウスを充てると表示されるサブメニューで「APIkeys」を選択し進む
    APIキーメニュー

    左側のアカウントメニューっぽいところにマウスを充てると、びよーんと表示が伸びてサブメニューが表示されます。そちらにある「API keys」をクリックします。

    https://platform.openai.com/api-keys

  • STEP5
    「+Create new secret key」のボタンを押します
    APIキーの作り方

    英語表記ですが、この画面でsecret keyを取得できます。

    ちなみに、上部に書かれている文章

    As an owner of this project, you can view and manage all API keys in this project.

    Do not share your API key with others, or expose it in the browser or other client-side code. In order to protect the security of your account, OpenAI may also automatically disable any API key that has leaked publicly.

    View usage per API key on the Usage page.

    https://platform.openai.com/api-keys

    は翻訳すると

    このプロジェクトの所有者は、このプロジェクト内のすべての API キーを表示および管理できます。

    API キーを他の人と共有したり、ブラウザまたは他のクライアント側コードで公開したりしないでください。アカウントのセキュリティを保護するために、OpenAI は公的に漏洩した API キーを自動的に無効にする場合もあります。

    「使用状況」ページで API キーごとの使用状況を表示します。

    https://platform.openai.com/api-keys

    ということです。

  • STEP6
    ポップアップが表示されるのでキーに名前を付けます。
    シークレットキー設定のポップアップ

    「+Create new secret key」のボタンを押すと、ポップアップで設定画面が出ますので、名前を付けます。下にあるPermissionsはちょっとわからないので、今回は「All」にして作成を進めていきます。

    シークレットキーによってどのくらいトークンを消費したか、見ることができるので「〇〇ブログ記事作成用」などと細かく名前を付けた方が良さそうです。

    「Create new secret key」のボタンを押すとこのような画面が出ます。

    シークレットキー

    英文ですが、和訳すると下の画像のようになります。

    シークレットキー

    こちらの画面に書かれているように、シークレットキー自体はこの時にだけしか表示されないので、一応のためどこかに保存しておきましょう。もしキーを忘れてしまった場合、新たにキーを発行することになります。

  • STEP7
    請求情報を入力する

    ここまでで一度も支払い方法(クレジットカード情報)入力する流れがなかったのですが、支払い方法の入力を完了しないと取得したAPIキーは動かないようです。

    ユーザーメニューの「Setting」へ行きましょう。

    OpenAIプラットフォームの設定画面

    次に「Billing」に進みます。

    請求情報
    請求情報の追加

    現在の使用状況が表示されます。当然ながらまだ使っていないので0円です。

    「Add payment details」のボタンを押すと、個人か法人かという問いが表示されます。当てはまる方を選択しましょう。

    個人か法人かの選択
  • STEP8
    必要な情報を入力していきます。

    主な情報はクレジットカード番号と住所ですが、個人と法人では入力項目が異なります。法人の方は、会社の住所やタックスID(法人番号)の入力が必要になります。(記事下の画面キャプチャを参照ください)

  • STEP9
    最初にチャージする金額を決める

    クレジットカードの入力を終えたら、次は使った分だけ請求されるのだと思っていたら(上限決められます)、初回に幾分かチャージをするようです。

    チャージ画面

    そして、もし残高が少なくなったら定額をチャージし、使いきれなかったら残高をチャージに戻す「自動チャージ」をするかどうかのチェックがあります。

    ↓日本語和訳

    クレジット購入

    ここでの「クレジット」はクレジットカードの意味ではなく、チャージ代金のことを指しますが、私の場合は、今回は「自動チャージ」をせず、初回クレジットだけ購入し、あとはその都度課金にしました。

    (下記は和訳した画面です)

    クレジット購入画面の日本語訳

    他に自分用に設定がありますが、これでひとまずAPIキーは使えるようになりました

請求情報で「個人」の場合と「法人」の場合の入力画面の違い

個人の場合の入力画面

個人の場合は、カード番号と住所です。

クレジット入力画面

法人の場合の入力画面

法人用クレジット画面

法人用の請求情報は個人とは少し違います。住所や税IDの入力項目があります。

APIの使用料金は月額制。自動チャージにするかどうかはお好みと使用状況によって選択しましょう

請求情報画面

こちらは今回、弱気に20ドルをチャージした状態です。

使ったら使った分、後払いになるものと思っていたのですが、どうやらチャージ制、ある意味先払いなんですね。使いすぎを防止できます。

自動チャージをオフにしたので、下の方にアテンションが表示されていて、和訳すると「クレジット残高が $0 に達すると、API リクエストは機能しなくなります。自動リチャージを有効にすると、クレジット残高が自動的に補充されます。」とのこと。

APIキーを使っていて、突如機能しなくならないように、オートチャージをしておこう、ということのようです。毎月の使用料金の上限設定も可能なので、それらと合わせて好みの方法を決めていくと良いでしょう。

クレジットカード情報はいつでも変更できますし、実際にAPIを使ってトークンの消費がどのくらいなのか、を体験してからでも、こちらの細かい設定を決定しても良いような気がします。

APIの使用制限を設定できる

APIの毎月の使用制限を設定できます。上限を超えるとそれ以降のAPIリクエストは拒否されます。また、上限に近づくとアカウントのアドレスに通知が送信されます。

Settingメニューの「Limit」を選択すると、使用上限が設定できます。

APIの金額上限設定画面

①番が月の予算で、②番がいくらになったら管理者にメールするか、という設定です。主にチームで使う場合、現在の使用状況が把握しきれなくなることもあるので、上限は決めておいた方が良さそうです。

私の場合は、オートチャージに現在していないので、あまり意味を成しませんが、チャージを繰り返して上限に近づいたら通知してくれる、ということになるはずです。

プラットフォーム管理画面は英語表記

API設定や請求情報など、すべてにおいて英語表記です。どこかで言語が選べるのか?と思いましたが、ないようです。私はchromeの日本語翻訳機能を使って、ちょくちょく日本語に翻訳しながら進めていきました。

ヘルプや使用方法などのページも設けてありますが、そのままですとほぼ理解ができません^^;

ただ、日本法人もできることですし、ChatGPTの本体ページやAPIのトークンのカウント方法、プラットフォームアカウントのページにも何か変化がもたらされるかもしれません。期待しています。

次回は実際にAPIを設定して、ChatGPTを使ってみて、使用感を報告します!

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