生成AIには手持ちの画像をアップロードできる機能があります。あまり使ったことがないので、活用方法は?と考えたところ、「生成AIは何の画像なのか判別できるのか?」という疑問を持ちました。
「植物の葉の画像をアップすると植物の詳細を教える」「魚の画像をアップするとなんという魚なのかを判断する」というようなスマートフォンアプリがありますが、それと似たようなことが生成AIで可能なのでは?
さっそくやってみましょう♪
今回撮影したのは、我が家の脱衣所に置かれている「アジアンタム」という植物です。

Claude Sonnet3.5に画像を認識させてみた
まず、Claudeで試してみます。Claudeは無料版のClaude Sonnet3.5です。

チャット画面の下に「Add content」マークがあるので、そこから撮影した画像を選択します。
アップロードできる画像は最大5個、30MBまで。

画像を読み込むとサムネイルが表示されました。


この画像の植物はなんですか?


この画像に写っている植物はアジアンタムという種類のシダ植物だと思われます。
アジアンタムは以下の特徴があります:
- 扇形の小葉: 葉が特徴的な扇形をしており、繊細で優雅な印象を与えます。
- 黒い茎: 細くて黒っぽい茎が特徴的です。画像ではあまり見えませんが、一般的にこの特徴があります。
- 観葉植物としての人気: その美しい葉の形状から、室内の観葉植物として広く親しまれています。
- 湿度を好む: 湿度の高い環境を好むため、浴室や台所などに置かれることも多いです。
- 繊細な葉: 葉は非常に繊細で、触れるとすぐに枯れてしまうことがあります。
この植物は鉢植えで栽培されているようで、窓際に置かれていることから、適度な光と湿度が与えられているようです。アジアンタムは比較的育てやすい植物ですが、過度の直射日光や乾燥には弱いので、適切な管理が必要です。
ピンポン!!合っています!
しかも、育て方まで解説してくれました。我が家では浴室の隣の脱衣所に置かれていますが、「湿度を好む」らしいので、ちょうど良かったです。
ChatGPTに画像を認識させてみた
お次はChatGPTです。
ChatGPTは「GPT-4o」を使います。

チャット画面の左側のクリップマークからファイルを選択できます。

アップロードされるとチャット画面内にサムネイルが表示されます。


この画像の植物は、アジアンタム(Adiantum)と呼ばれるシダ植物の一種のように見えます。日本では「アジアンタム」や「ホウライシダ」という名前でも知られています。特徴的な小さな扇形の葉を持ち、観葉植物としてよく栽培されており、湿度の高い環境を好みます。
もし他にも気になる点があればお知らせください!
うぉおお!合っています!さらに湿度の高い環境を好む、というのも先ほど答えたClaudeの回答と共通しています。
こちらは、質問に対して完結に答えてくれました。
CopilotにChatGPTに画像を認識させてみた
お次はCopilotで試します。

Copilotのフォーム脇に+マークがあります。ここから画像をアップロードできます。



アップロードありがとうございます。画像に写っている植物は、扇形の繊細な葉が特徴のシダの一種と思われます。おそらく、ホウライシダ(Maidenhair Fern)でしょう。薄い黒い茎と小さな分岐した葉が特徴的です。鉢は黒色で、小石が混ざった土が見えます。背景には、灰色っぽい葉を持つ別の植物が見えます。室内に置かれているようで、窓とブラインドからの自然光が確認できます。
このホウライシダは見た目が美しく、観葉植物として人気があります。手入れも比較的簡単で、湿度を好むため、霧吹きで葉を湿らせると良いですよ!他にも植物に関する質問があれば、何でもどうぞ。
Copilotは、アジアンタムの別名「ホウライシダ」と答えてくれました。
こちらも湿度を好む、と共通の回答をしてくれましたが、「霧吹きで葉を湿らすと良い」へぇ!!新しい情報でした♪
Google Geminiの画像を認識させてみた
さて、お次はGoogleGeminiです。

Geminiもチャット画面内に画像のアップロードマークがあります。


画像の植物はアジアンタム、またはアジアンタム・ラディアヌム(Adiantum raddianum)と呼ばれるシダの一種である可能性が高いです。
アジアンタムの特徴
- 葉が細かく切れ込んでおり、扇形のような形状をしている
- 葉脈が黒く、葉の裏側は白いことが多い
- 高湿度の環境を好む
- 比較的小型のシダで、観葉植物として人気がある
画像から判断できること
- 葉の形や生え方から、アジアンタムの特徴と一致する
- 葉の一部が黄色くなっていることから、少し状態が良くない可能性がある
アジアンタムの育て方
置き場所: 半日陰の涼しい場所を好む。直射日光は葉焼けの原因になるので避ける。
水やり: 鉢土が乾いたらたっぷりと水やりをする。乾燥に弱いので、こまめな水やりが大切。
湿度: 高湿度の環境を好むので、葉水などを与えると良い。
温度: 寒さに弱いので、冬場は暖かい場所で管理する。
葉が黄色くなる原因
- 水やり不足: 鉢土が乾燥しすぎていると、葉が黄色くなる。
- 水やり過多: 根腐れの原因となり、葉が黄色くなる。
- 肥料不足: 葉が黄色くなることがある。
- 日焼け: 直射日光が当たると、葉焼けを起こし黄色くなる。
- 寒さ: 寒すぎる環境だと、葉が黄色くなる。
対処法
- 水やりの見直し: 鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをする。
- 置き場所の調整: 直射日光が当たらない、風通しの良い場所に置く。
- 肥料: 生育期に薄めた液体肥料を施す。
- 温度管理: 冬場は暖かい場所で管理する。
その他
- 葉が黄色くなった部分を取り除くと、新しい葉が出てくる可能性がある。
- 枯れた葉はこまめに取り除き、風通しを良くする。
植物の名前を特定する方法
- 植物図鑑: 植物図鑑で、葉の形や特徴から植物の名前を調べることができる。
- 植物の名前検索アプリ: スマートフォンのアプリを使って、植物の写真を撮るだけで名前を調べることができる。
- 園芸店: 園芸店に持ち込むと、店員さんが名前を教えてくれる場合がある。
注意点
- 画像だけでは断定できない場合もあります。
- 植物の種類によって、育て方が異なります。
- 植物の状態に合わせて、適切なケアをしてあげてください。
- もし、アジアンタムの育て方について、さらに詳しい情報が必要な場合は、お気軽にご質問ください。
(補足)
- 画像の植物がアジアンタムである可能性は高いですが、他の種類のシダの可能性もゼロではありません。
- 葉が黄色くなっている原因は、一つとは限りません。複数の原因が複合している場合もあります。
- 上記の対処法を試しても改善が見られない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
(お願い)
- もしよろしければ、以下の情報をお知らせいただけると、より詳しいアドバイスができます。
- 普段、植物を置いている場所
- 水やりの頻度
- 最近、植物の様子に変わった点など
- ご協力よろしくお願いいたします。
Geminiさんは、これでもかっ!というくらいの情報量で教えてくれました。
しかも、間違いかもしれないよ、しっかりと植物の名前を知る他の方法もあるよ、とリスクヘッジまで完璧でした。
生成AIに画像を見せたら、その中に写っている画像を判別できるか。生成AIに植物の画像を見せたら、種類を判別できるか?のまとめ
今回、自分で撮影した自宅の観葉植物の画像を生成AIに認識させ、植物名を言えるかのテストをしました。
結論は・・完璧です。
いや~、すごい。こんなに精度が高いと思っていませんでした。
今回試した、Claude、Copilot、ChatGPT、Geminiすべて当てました。
何を隠そう、この植物を育てているわたくしが、この植物について全く知識がなかったからです(笑)
購入したときはおそらく、植物名や育て方の説明書があったのだと思いますが、それをも紛失しており、植物名をもわからなくなってしまっていたのです。
しかも、葉の写真を撮り、植物に詳しい母に送信したところ、「実物を見ないとわからない」と言われてしまった過去もあり(実物を見せたら「アジアンタムだ」と教えてくれました)、生成AIさん、すごいわ~!と猶更感服でございます。
質問の仕方として、「植物の名前」だけを尋ねているので、答え方として一番シンプルなChatGPTの回答が一番的を得ているとは言えますが、画像に写っている状況を深く掘り下げ、葉が黄色くなっていることに対して原因と対処法まで解説するなど、一番情報量が多かったのは「Gemini」でした。
どちらにしても専用のアプリを使わなくても、画像は生成AIで判別できる!ということが分かりました。
あなたも、これなに?という画像を生成AIに読み取らせて、追加の情報を得てみてください。
結構楽しいです!
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